

Food Bowl Stand
製造工程01 スタンドの切り出し
製造工程02 スタンドの曲げ
製造工程03 スタンドの溶接
製造工程04 スタンドの粉体塗装
Food Bowl Standはペットの健康と
自然環境に配慮した商品です。
大量生産の陰に隠れて必ず浮上する「B品」と「廃材」の問題。WNS45は普段であれば廃棄されてしまうそれらを利用し環境を害さず、低コストで高機能のペット用品を作りたいと考えました。
ボウルは愛知県瀬戸市の瀬戸焼。 PECOLOオリジナル開発製品の「B品」を提供いただきました。 焼きムラ、ごく小さな気泡などが理由で規格から弾かれたもの、しかし機能的にはまったく支障がないものを採用しています。
スタンドはWNS45が新たにラフデザインを起こし、himmel designによってプロダクトデザインへと進化しました。スタンドのスチール材は数々のスチールアートを製造する落合製作所より、製造過程で余った「廃材」を活用しました。同社の高い「板金技術力」を駆使したことでPECOLO製ボウルがピタリと収まり、愛犬・愛猫が頸椎に負担のない姿勢で食事や水を摂取できる最善の高さと安定感を確保することができました。
カラフルで愛らしいスチールスタンドの塗装に関しては、シンナーなど環境を害する有機溶剤をいっさい使わないカドワキの「粉体塗装技術」を採用しています。塗装後の有毒物が発生することもなく、耐久性にも優れた粉体塗装は自然環境にも人間にも、そして何より愛犬や愛猫にやさしい塗装技術でもあるのです。
ここでは、それぞれの工程で協力くださった企業さまの概要およびこだわりの技術、私たちの考え方について説明します。
本商品の売り上げのすべては 保護犬・保護猫飼育費、および全国の動物愛護団体支援などWNS45を運営する一般社団法人わんドライブの活動全般に利用いたします。



瀬戸焼きのボウルは、PECOLOが開発し、いまや全国のペット用品販売店でも人気を得ている
「Food Stand」のボウルを採用しました。ただしWNS45の商品に採用しているのは「B品」と呼ばれるもの。焼きの過程でできてしまったわずかな気泡やムラなどが理由で規格から弾かれてしまったものを利用しています。
陶器に使われる土は特殊で限りある資源。しかし焼きを入れて陶器になってしまったら土に戻すことはできません。細かく砕き、せいぜい庭石に使うか捨ててしまうかしかないのです。限りある資源をムダにしないため、機能としては十分に果たせる「B品」を私たちはうまく活用したいと考えました。
プロダクトデザインのプロフェッショナルであるヒンメルデザインには、私たちが描いた製品イメージを設計図として形にしていただきました。ヒンメルデザインは住宅インテリア製品のデザインをはじめ、さまざまなデザインを手がけています。

私たちが提出したイメージ画
![ロゴ [落合SS X design].png](https://static.wixstatic.com/media/be1fbc_a09c4b199b8440c2833543c49e78fbf5~mv2.png/v1/fill/w_279,h_25,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_avif,quality_auto/%E3%83%AD%E3%82%B4%20%5B%E8%90%BD%E5%90%88SS%20X%20design%5D.png)
イベントモニュメントの製作をはじめ、世界的に有名なデザイナーや建築家とコラボし、数々のスチールアートを世に送り出している落合製作所。スタンドは同社の廃材を活用し、切断・曲げなどの加工を施してできあがりました。



スチール製のスタンドはシンナーなどの有機溶剤をいっさい使わず、樹脂を原料とした粉状の塗料を静電気を利用して吹き付け、高温の焼き付け乾燥を施すという「粉体塗装技術」を採用しています。これによって塗装後の有毒物も発生せず、環境にもペットにもやさしい製品に仕上げることができました。カドワキグループでは、信号機やパーキングボックス、全国展開をしているカフェのオブジェなど、私たちにも身近な製品の塗装も行っています。


